カラーリング剤の危険性を認識しよう
カラーリングは黒髪や白髪を手軽に好みの色に染められる方法として、現在、多くの方が利用しています。
最近では自宅でできるカラーリングも主流となり、カラーリング人口は増える一方ですが、その手軽さの反面、髪や体に害を与える可能性も懸念されています。
カラーリングの市販により、ますます身近になったカラーリングですが、その成分には化学薬品なども使用されていますので、使用には十分な知識と注意が必要です。
ここでは、カラーリング剤の持つ危険性について説明します。
髪・頭皮を傷めるカラーリング剤
カラーリング剤の大半には、酸化染料と呼ばれる化学薬品が使用されています。
酸化染料は髪を覆うキューティクルを開き、髪の色を脱色した後、髪の内部に染料を染みこませて発色させるタイプの染毛剤です。
一度でしっかり発色でき、2~3ヶ月ほど色持ちさせることができるので、多くの方が酸化染料を使用したカラーリング剤を利用しています。
しかし、髪を保護するキューティクルを無理に開くこと、髪の内部にまで化学染料を浸透させることから、髪への負担が非常に大きく、何度か使用していると髪がパサつき、枝毛や切れ毛、抜け毛などが起こるようになります。
また、染料自体に刺激があるため、頭皮につくと肌の弱い方はかぶれや湿疹、かゆみなどの接触性皮膚炎を伴うケースも報告されています。
カラーリング剤によるアナフィラキシーショック
上記で、カラーリング剤が髪や頭皮に負担をかけることを述べましたが、真に注意しなければならないのは、カラーリング剤によるアナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックとは、薬剤などによって起こる急性アレルギー症状のことで、カラーリング剤の場合、酸化染料に含まれるパラフェニレンジアミンという成分がアレルゲンのひとつとなっています。
アレルギー体質の方がパラフェニレンジアミン配合のカラーリング剤を使用すると、頭皮のかぶれや湿疹などのほか、激しい目の痛みや咳などの症状が出始め、ひどい場合は呼吸困難などの症状に発展する場合もあります。
海外ではパラフェニレンジアミンによる死亡例も報告されているため、たかがカラーリング剤と思って気軽に考えていると、思わぬトラブルの発端になる可能性があります。
パラフェニレンジアミンによるアナフィラキシーショックを防ぐためには、事前に行うパッチテストが有効です。カラーリング剤を使用する前には、毎回必ずパッチテストを行い、異常があらわれた場合はカラーリング剤の使用を控えるようにしましょう。
