ヘナとは
ヘナとは、インド北西部のラジャスタン地方などに自生する『指甲花』と呼ばれるミソハギ科の低木のことです。
英語名では『Henna』と呼ばれていることから、日本ではヘナ、ヘンナという呼称が一般的となっています。
ヘナの葉は昔から染料や薬剤、防腐剤として使用されており、その歴史は古代エジプト時代にまで遡ると言われています。
インドに伝わる伝承医学『アーユルヴェーダ』では、ヘナの持つ殺菌効果や体温降下作用が薬剤として用いられ、皮膚予防や止血、吹き出物、やけど、打撲、皮膚炎の治療などに多用されています。
近年、ヘナの染料としての効果が注目され、日本でもヘナのカラーリングが薬局などで市販されています。
ヘナの特徴
ヘナは植物由来の染料なので、ヘアカラー・ヘアダイやブリーチのように髪や頭皮を傷めることなく染めることができます。
もともとボディタトゥーなどにも使用されていた染料なので、肌にやさしく、敏感肌の方でも安心して使えるところが特徴です。
また、ヘアカラーやヘアダイに含まれるジアミン系成分でアレルギーを起こしてしまう方でも、問題なく使用できるカラーリングと言えるでしょう。
さらに、ヘナには傷んだ髪を補修するトリートメント効果もあり、髪にツヤやコシを与えてくれるほか、紫外線などから髪を保護したり、毛穴の汚れを取り除き、除菌してくれる働きも持っています。
そのため、敏感肌やアレルギー肌の方はもちろん、ヘアカラーやヘアダイで髪を傷めてしまった方にもおすすめのカラーリングとなっています。
ヘナの注意点
いいこと尽くしのように思えるヘナですが、ヘアカラーやヘアダイに比べ、デメリットもあります。
まず、髪や頭皮への負担が少ない分、ヘアカラーやヘアダイのように1度でしっかりとは染まりません。植物染料は染毛力が弱いので、ある程度繰り返し使わないと、髪色をしっかり染めることは難しいと言えるでしょう。
また、ヘアカラーやヘアダイには数種類のカラーが存在するのに対し、ヘナでのカラーリングは色が限定されてしまうので、いろいろな色でおしゃれを楽しみたいという方には不向きです。
さらに、ヘナで染めた後は、数日ほど色落ちしやすくなります。特に、髪が濡れたままだと枕などの寝具に色移りする可能性があるので、注意が必要です。
